日本の現代アートは数多く制作されているが、その多くは購入されずに
そのまま作家のアトリエに放置されている。
その一方で、巨匠とよばれる作家のオリジナル作品のほとんどは海外の方が購入しており
国外に流失しているという事実がある。
つまり、代表的な日本人作家の作品がこの日本には残っていないのである。
数十年後。我々の下の世代は、国内の美術館では代表的な日本人の現代アート作品が見れないために
海外に渡航するして見るより他がないということもありえるのである。
もう待ったなしである。
ここで食い止めなければならない。
我々日本人が、自国の現代アートを買うことで日本の文化を守らなければならない。
「日本人はアートを見る人は多いけど、めったに買わないよね」
このような一般論をあたかも既成事実のように信じ込んできたが、それを変えるときが来た。
微力ながらも、戦います。
2013年4月29日月曜日
2013年4月9日火曜日
黒河内コレクション
日本を代表するアーティストのひとり、奈良美智の作品35点がサザビーズの香港オークションに4月5日に出品された。
実はこのオークションの結果については、日本のニュースでほとんど報道されていない。
落札結果は予想を大幅に上回る4100万香港ドル(約5億1496万円)であった。
1億円を超える作品が2点もあった。
こちらの作品はすべて、元銀行員である黒河内俊さん個人が所蔵していた作品である。
個人が所蔵するコレクションがここまで一気にオークションに出品されるのもすごいが、いち銀行員だった黒河内俊さんが1988年から2006年までコツコツと奈良美智の作品を信じて収集してきたことにはただ恐れ入るばかりである。
奈良さんの作品のクオリティもさることながら、その価値を見極めたその審美眼に敬服したい。
こういったホンモノのコレクターがどんどん日本で生まれることを強く願いたい。
写真は1億円超えの2点(Sleepless Night(上)とWhite Night(
下)
実はこのオークションの結果については、日本のニュースでほとんど報道されていない。
落札結果は予想を大幅に上回る4100万香港ドル(約5億1496万円)であった。
1億円を超える作品が2点もあった。
こちらの作品はすべて、元銀行員である黒河内俊さん個人が所蔵していた作品である。
個人が所蔵するコレクションがここまで一気にオークションに出品されるのもすごいが、いち銀行員だった黒河内俊さんが1988年から2006年までコツコツと奈良美智の作品を信じて収集してきたことにはただ恐れ入るばかりである。
奈良さんの作品のクオリティもさることながら、その価値を見極めたその審美眼に敬服したい。
こういったホンモノのコレクターがどんどん日本で生まれることを強く願いたい。
写真は1億円超えの2点(Sleepless Night(上)とWhite Night(
下)
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