2013年8月14日水曜日

アートは長期的な資産

アートは短期的な売買には向かない。

アートは購入後にすぐに売るものようなものではないし、そういった取引をしようとしても上手くいかない仕組みとなっている。

アートは長期的に保有することで着実に価値が上がっていく可能性が高い。
しかもある程度の価値のあるアートであれば、値下がりリスクは極めて低い。

作品によっては、数十倍、数百倍に大化けする場合もあるのである。
特にセカンダリーマーケットに存在しなかった、まだこれからの作家の作品の価格が上がりだしたら、とてつもない金額なることがある。

まだ創設したてのベンチャーに出資して、上場時のキャピタルゲインを得るようなものである。

ベンチャー投資はリスクが高いが、アーリーアダプターの企業に投資するファンドがあるように、リスクとリターンをうまく配分しながら、成長株のアートに投資するということもできる。

アートが金融資産と違うのは、それそのものを鑑賞して楽しめるということがある。

現代アートであれば、作家は生きているので直接話しもできるし、人を招いて自宅に展示した作品を見せるといった社交的な部分に役立たせることもできる。

まずは焦らずに自分の目でよいと思うものをじっくり選ぶこと。
そして、できるだけ多くの作品を目にすること。

それによって、時代の流れや作品の価値について俯瞰的に考えることになり、アートライフを満喫するだけでなく、資産的な価値を享受することができる。

作品を売ることによって得た利益で、今度は養われた目を信じて、より若手の成長株を買うということもできる。

アートは部屋に飾りたいという作品に関わらず、資産としての価値には、作品そのものの他にない独自性や、創造性が重視される。

ピカソやマティスも当時は異端中の異端であったし、世間に認めてもらうまでは先を走りすぎていたに違いない。

そういった作家、作品に出会うことで、自分の脳とか発想力を刺激することになれば、仕事面でも新しいアイデアを想起するのに役立つし、アートほど楽しいものはない。

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